ワーキングホリデーの準備で、いちばん自分の都合が通らないのがビザ申請です。語学学校も航空券も後から動かせますが、ビザの募集時期だけは動かせません。
Q.
ワーホリのビザ申請はいつ行う?
A.
出発の3〜4か月前が基準
※国により申請の仕組みが違う

発給までの標準的な期間は2〜3か月です。書類の不備や繁忙期の混雑を見込むと、出発の3〜4か月前には申請を出しておきたい。ただしこれは「いつでも申請できる国」の場合の話です。
準備はこの順番で動かす
- パスポートの残存期間を確認する(不足なら先に更新)
- 渡航先の申請方式を確認する(随時/招待制/抽選)
- 募集時期に合わせて申請する
- 発給後の入国期限から逆算して航空券を取る
1.
申請の仕組みは
3タイプに分かれる
国によって、申請できるタイミングの考え方がまったく違います。大きく3つです。
| 方式 | どんな仕組みか | 該当する国の例 |
|---|---|---|
| 随時申請 | 年間を通じていつでも申請できる。発給枠に上限がない国が多い | オーストラリア、ニュージーランド |
| 招待制 | 先にプールへ登録し、無作為に選ばれた人が申請に進む | カナダ |
| 抽選・期間限定 | 決まった募集期間に応募し、抽選または先着で枠が決まる | イギリス、アイルランド |
随時申請の国なら、思い立った時期から逆算するだけで済みます。問題は残りの2タイプです。
2.
カナダは
プール登録から始まる
カナダのワーキングホリデーはIEC(International Experience Canada)という枠組みで運用されていて、申請の前にプールへの登録が必要です。登録者のなかから無作為に招待が出され、招待を受けた人だけが申請に進めます。
つまり「申請したい日」に申請できるとは限りません。プール登録は年度の受付開始後すぐに済ませ、招待を待つ形になります。日本人向けの年間発給枠は6,283名です。
3.
イギリスは
年2回の抽選
イギリスのYMS(Youth Mobility Scheme)は抽選制です。応募期間は年2回、例年1月と7月に設定され、1月の回に枠の大部分が割り当てられます。日本人向けの枠は6,000名です。
当選したら期限が厳しくなります。当選通知から30日以内にオンライン申請と申請料の支払いを終え、その後90日以内にビザ申請センターへ書類を提出する必要があります。当選してから準備を始めると間に合いません。
アイルランドも期間限定型です。募集はおおむね年2回、1月中旬から2月上旬と、7月中旬から7月末。枠は800名です。
4.
パスポートを
先に片付ける
当たり前すぎて抜けますが、ビザ申請にはパスポートが要ります。新規発給も切替も、申請から受け取りまで1〜2週間程度かかる。
残存期間の条件がある国も多く、滞在期間プラス数か月を求められます。手元のパスポートの有効期限が渡航予定の1年後より手前なら、ビザより先に更新してください。
5.
ビザには
入国期限がある
発給されたビザは、いつまでも使えるわけではありません。多くの国が「発給から12か月以内に入国すること」を条件にしています。
早く申請しすぎると、この入国期限が先に来てしまう。年齢制限ぎりぎりで駆け込み申請する場合を除けば、出発時期をある程度固めてから申請するほうが安全です。
出発日ではなく募集期間から数える
覚える順番はこうです。まず渡航先の申請方式を調べる。随時申請なら出発の3〜4か月前、招待制や抽選なら募集時期そのものが出発時期を決める。
募集が年2回しかない国を選ぶなら、逆算の起点は出発日ではなく応募期間です。行き先の候補が2つ以上あるなら、それぞれの募集カレンダーを先に並べてみてください。
出典:日本ワーキング・ホリデー協会(イギリスYMS/各国ビザ情報)/外務省「ワーキング・ホリデー制度」(2026年4月1日更新)







